筋診断研修会の風景

  筋診断研究会 例会風景

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     経絡調整法の理論と実技を学びます。

 

 ●例会は通例、毎月第4日曜日 午後1時より牟田町会館で開催しています。             

筋診断法の概念

 

 1、筋診断法とは

  筋診断法とは、その名の通り、「筋肉を触知して、ある診断を行ない、さらに治療へと導く方法」です。島根県出身の鍼灸医 故河野忠男先生(初代 日本筋診断協会会長)のオリジナルな創案による治療法です。

 筋診断法は、中国の古典医学・伝統医学である経絡治療が基本となっていますが古い、伝統的な治療法から脱して、新たな治療体系とすることに成功した画期的な、これからの時代にマッチした【診断と治療法】といえましょう。

原理と原形

●筋診断法の原理

  筋診断法の源流は、3つあります。

     その1、橋本式脈診法

     その2、アプライド・キネシオロジ−【AK法】

     その3、トポロジ−武学会

 

 橋本脈診法は虚実を診断の指標とする経絡診断法です。創始者 河野先生は、これを土台に、針灸治療の経験と操体法及びAK法を学び、ついに筋肉操法と経絡理論を結び付て、ひとつの治療体系を完成させました。

 すなわち、ある特定の随意筋が内臓機能の働きと対応しているという、アプライド・キネシオロジ−(AK法応用筋肉学)のテクニックや理論を経絡治療に応用し、特定筋の異常反応と経絡異常の相関関係を追及されました。

 つまり、筋診断法の原理:経絡の虚実反応は、特定の随意筋繊維の緊弛反応と連携する

 

●筋診断法の原形

 『経絡異常と対応する筋肉の異常反応、圧痛は、その腹診点、治療点(要穴)に磁気をあてることによって瞬時に解消するということが元となっている。』

 これが、1985年ころの筋診断法の原形です。

 

●筋診断法の草創期

  1959年:創始者の河野師は橋本昌枝氏の内弟子となって脈診法を学びましたが、脈診法を世に伝える難しさを悟り、もっと     

        容易に出来る経絡診断法をと考えていました。 

        その時に講習を受けたのが、アプライド・キネシオロジ-(AK法)であり、その後の間中喜雄博士との運命的な出会い 

        となった。

 

 1960年:間中喜雄博士は、人体がトポロジ−(磁場)的な場であるということから異種金属の経絡反応についての論文を発表。

 1960年:時を同じくして、AK法の創始者で、カイロプラクタ−であるアメリカのジョ−ジ・グットハ−ト氏が『特定の内臓機能低下

       は、特定の筋肉の機能低下を示す』と提唱した。

 

 1976年:河野師は、日本鍼灸医学会で筋診断を発表し、間中博士の理解と支援を受けながら、その後10年間に研究されて進

             化、発展しました。

 

 1988年:日本筋診断協会が設立。会長:河野忠男師 / 事務局長:気功家 山部嘉彦嘉彦。

          日本筋診断協会は、一般向けの普及を目指して発足しました。

          筋診断そのものは河野師の旺盛な研究意欲によって進化発展しました。 

 1990年:経絡色体盤を考案して色体診断法を発表。

 

 2002年:河野師の病気療養のこともあり、協会は行き詰まり、東京、関西、山陰、九州の4ブロックが

       独自に分散運営することになりました。

  

 2012年:河野師が亡くなり、筋診断活動を継続しているのは東京と九州の2箇所になってしまいました。

       東京は治療家向けの活動をしています。九州は一般向けの活動が中心です。

       九州は筋診断研究会という組織で、福岡・北九州・札幌に支部があり、東京、大阪にも会員がいます。

筋診断の四理論

◎筋診断の4つの理論

 筋診断を構成するのは(1)経絡理論 (2)診断筋理論 (3)平衡理論 (4)身心統一理論です。

 ●筋診断の目標は 

  《不調の身心を調え、現状でもっとも快適で自分自身に対して肯定感を得る》ことです。

  「不調の身心」は病気やケガだけではなく不快であったり気力が湧かないというようなことです。

  それを「調える」というのは、全経絡の<平>を得ることですが、その指標は

      @患者本人の納得

      A各診断筋の左右弛緩平衡

      B骨盤の左右平衡

  によって確認します。

  人間は「心の動物」ですから、体が調っても心が晴れていなければ「直った気」がしません。その直った気というのは、

  気持が良いということとこれでいいのだという自分自身に対する肯定認証です。

 

●第一理論

  この筋診断の目標は、4つの理論によって裏打ちされます。これらの中でもっとも複雑で難解なのが「経絡理論」です。

  その理由は、複雑でおびただしい経験とあい矛盾する伝承に裏打ちされているからです。 

  それを分かりやすいように簡素化して、筋診断を庶民の宝にするために経絡の見方を大胆に見直して、活きた道具にする。 

 

●第二理論

  診断筋理論は、AK(アプライド・キネシオロジ−)の基礎理論から導き出されました。

  AKは「特定の骨格筋の筋力はそれに対応する内臓の機能の順否に比例する」と主張しました。

  この原理はアメリカのカイロプラクタ−、ジョ−ジ・グッドハ−トによって1960年に発表されたものですが、

  それまでは筋肉(骨格筋)は姿勢を保持したり運動を形成する道具とだけ思われてきたので、衝撃的な理論でした。

  実際、AKの背後には東洋医学の見識があったのです。

  筋診断の創始者河野忠男先生はAKの主流である草創期の「タッチ・フォ−・ヘルス」に学び、これを大胆に経絡理論と接合

  させて独自の道を切り開いたのです。

 

●第三理論

  「平衡理論」は、今の筋診断理論の中核、心棒です。

  腹診点を押圧して圧痛がない(おなかが弾力にある状態)ということは、内臓の機能に流動性が回復したということで、

  平滑筋群平衡状態と言えます。平滑筋群と経絡は密接に関係していることは東洋医学の常識ですから、

  それで、経絡は平になったと読むわけです。

 

●第四理論

  「身心統一理論」は、東洋医学の立場ではあたりまえのことのようですが、それは「治療を行なえば身心は自ずと調う」

  ということではありません。

  身心統一には、数々の術があります。(詳細は、筋診断の四理論 下 に記載)

  身心を統一できたら、それを維持すること・破れにくいようにすること・破れても復原することが大切で、

  そのような身心を作ることが目標になります。

 

            上記は、以下のテキストの抜粋です。

                ・筋診断読本 1・・・・・・体の不思議 色の力

                ・筋診断読本 2・・・・・・筋診断の四理論 上

                ・筋診断読本 3・・・・・・筋診断の四理論 下