●筋診断法の原理

  筋診断法の源流は、3つあります。

     その1、橋本式脈診法

     その2、アプライド・キネシオロジ−【AK法】

     その3、トポロジ−武学会

 橋本脈診法は虚実を診断の指標とする経絡診断法です。創始者 河野先生は、これを土台に、針灸治療の経験と操体法及びAK法を学び、ついに筋肉操法と経絡理論を結び付て、ひとつの治療体系を完成させました。

 すなわち、ある特定の随意筋が内臓機能の働きと対応しているという、アプライド・キネシオロジ−(AK法応用筋肉学)のテクニックや理論を経絡治療に応用し、特定筋の異常反応と経絡異常の相関関係を追及されました。

 つまり、筋診断法の原理:経絡の虚実反応は、特定の随意筋繊維の緊弛反応と連携する

●筋診断法の原形

 『経絡異常と対応する筋肉の異常反応、圧痛は、その腹診点、治療点(要穴)に磁気をあてることによって瞬時に解消するということが元となっている。』

 これが、1985年ころの筋診断法の原形です。

●筋診断法の草創期

  1959年:創始者の河野師は橋本昌枝氏の内弟子となって脈診法を学びましたが、脈診法を世に伝える難しさを悟り、もっと     

        容易に出来る経絡診断法をと考えていました。 

        その時に講習を受けたのが、アプライド・キネシオロジ-(AK法)であり、その後の間中喜雄博士との運命的な出会い 

        となった。

 1960年:間中喜雄博士は、人体がトポロジ−(磁場)的な場であるということから異種金属の経絡反応についての論文を発表。

 1960年:時を同じくして、AK法の創始者で、カイロプラクタ−であるアメリカのジョ−ジ・グットハ−ト氏が『特定の内臓機能低下

       は、特定の筋肉の機能低下を示す』と提唱した。

 1976年:河野師は、日本鍼灸医学会で筋診断を発表し、間中博士の理解と支援を受けながら、その後10年間に研究されて進

             化、発展しました。

 1988年:日本筋診断協会が設立。会長:河野忠男師 / 事務局長:気功家 山部嘉彦嘉彦。

          日本筋診断協会は、一般向けの普及を目指して発足しました。

          筋診断そのものは河野師の旺盛な研究意欲によって進化発展しました。 

 1990年:経絡色体盤を考案して色体診断法を発表。

 2002年:河野師の病気療養のこともあり、協会は行き詰まり、東京、関西、山陰、九州の4ブロックが

       独自に分散運営することになりました。

 2012年:河野師が亡くなり、筋診断活動を継続しているのは東京と九州の2箇所になってしまいました。

       東京は治療家向けの活動をしています。九州は一般向けの活動が中心です。

       九州は筋診断研究会という組織で、福岡・北九州・札幌に支部があり、東京、大阪にも会員がいます。

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NPO法人福岡気功の会は、1986年に発足した老舗の気功団体で、27年間、真面目に気功を研究したNPO団体ですので、これまでに培った気功術や通信講座をご紹介させていただきます。

気功には、経絡(気の道)は付き物です。心身の健康には、経絡を整える必要があります。その技術として、筋診断法を学んでいます。